新しいことを続けられないのは脳の仕組みが原因!習慣化の5ステップ

 

勉強やダイエットや筋トレ、新しいことに挑戦してみても思ったように継続できない・・・そんな経験、ほとんどの人があるのではないでしょうか。

意気込んで初めて最初の3日間くらいは続くものの、それ以降はいまいちやる気にならず「やる気が出たらやろう」みたいな感じで、だんだんとやらなくなっていくこと。結構あると思います。

 

これって根性が足りないとか、気合が足りないとかという話ではなく、脳の仕組みで新しいことが続きにくくなっているのです!

 

脳の仕組みと上手に付き合い、新しいことを習慣化(=毎日または、ほとんど毎日)できるようにしましょう。

 

 

 

 

脳は変化を嫌がる

 

まず、私たちの脳は基本的に怠惰です。脳は変化を嫌い、現状維持をしたがります。

この脳の仕組みが、新しいことに挑戦しようとしたときにやる気の出ない原因になるわけです。

 

基本的に脳は省エネ、省エネでいようとします。

「新しいことなんてさせてたまるか!」といったスタンスで、私たちに立ちふさがってくるわけです。「やりたくない、やりたくない」と、脳は拒否反応を示すのですね。

 

 

 

既に習慣化されてしまっているもの

 

私たちが生きる上で欠かせないことで毎日やっているもの、食事と睡眠においては、特に意識せずとも習慣化されています。人間は食べないと死んでしまうし、睡眠を取らないと死んでしまうリスクが高まるからですね。

こういった生命維持に必要な行動が簡単に習慣化されるのは、脳が強烈な快感を感じるようにできているためです。美味しいものを食べたり、寝たりするのは気持ちいいですよね?

生きるために必要なことは脳が強烈な快感を感じるため、特に無理するようなこともなく自然と習慣化できています。

性欲に関しても同じですね。種の保存という意味合いもあるので、脳が快感を感じるようにできているのです。

 

それでは、例えば歯磨きとかはいかがでしょうか?

歯磨き、気持ちいいですか?私は気持ちいいと感じたことはありません。

極論を言ってしまえば、歯磨きは生きていくために必要なことではありません。現代では医療の進歩により歯と長く付き合っていく必要がありますが、昔は虫歯などが悪化する前には寿命だったんですよね。

私は常に思っています。いい加減、人間もサメみたいに、歯は何本でも生え変わるようになれと。

 

この歯磨き、生きていく上で必要ではないにも関わらず、ほとんどの人が毎日やっていると思います。

それは、歯磨きが習慣化されてしまっているからです。

子供のころ、親とか学校の先生とかお医者様とかから、口酸っぱく「歯磨きしなさい」と言われた経験はありませんか?嫌々続けるうちに歯磨きが習慣化されていたということなんですよね。

 

人間の脳は、1カ月も同じ動作を続けるとその動作をすることが当たり前になるようです。やらなくてもいいけれども、やらないとなんだか気持ち悪いという状態になります。

新しいことを始めても、この習慣化さえできてしまえば続けていけるということになりますね。

 

 

習慣化のためのステップ

 

私はここ1年、筋トレをほとんど毎日続けています。

別に「筋トレが好きだ!」というわけではないですし、ボディビルダーを目指しているわけでもありません。むしろめんどくさいし、つらいと思っています。

それでも続けられているのは、習慣化に成功したからです。

 

 

ステップ1:とりあえず、やる

 

人間の脳は基本的に怠惰です。「やる気が出たらやろう」と思っていたら、基本的にその時はやってきません。

とりあえず、やってみる。これが大事です。行動を起こして初めて、人間の脳はやる気を出します。

 

私自身、ほとんど毎日筋トレしたくないと思いながら筋トレを始めます。そこにやる気なんてものはありません。

それでも、始めたら意外とやる気が出てきて、最後まで筋トレをこなしてしまうことになります。

 

 

ステップ2:時間を決めてやる

 

20時からは勉強の時間とか、22時からはランニングの時間とか、そういった何かをやる時間を決めてしまうと続けやすいです。

「21時だからストレッチしないとな」という気分になり、思わず呟いてしまうこともあると思います。この呟きというものは脳の「前頭葉」を刺激するため、何かをやるときには有効だったりします。

 

早起きが苦手な場合は、無理に朝に起きてやる。ということにはしなくていいです。自分が続けやすい時間を選択しましょう。

 

現在でこそジムに通うようになりましたが、自重トレーニングメインのころは筋トレを23時からやると決めていました。多少前後することはありますが、その時間付近になったら呟き始めることによって意識を高めていった形です。

 

 

ステップ3:ご褒美を用意する

 

ご褒美、嬉しいですよね。

何かをした後は、ささやかなご褒美を用意してあげるといいです。高価なものではなくても自分が嬉しいと感じるもの。お菓子とか、ゲームとか。こういったものを用意してあげると、脳は喜びます。

 

私も真面目に筋トレをするようになって、プロテインを飲むようになりました。このプロテインが個人的に好きで、ご褒美として楽しみです。

プロテイン=タンパク質なのでいつ飲んでもいいのですが、筋トレ後に飲むと効果が大きくなるなんてことも言われているので、せっかくだから筋トレ後に飲んでいる感じです。

 

 

ステップ4:目標を立てる

 

目標を立てると続けやすいです。資格試験合格とか、いつまでに何キロ痩せるとか。

なくてもそこまで支障はありませんが、新しく何かを始めるのであれば目標を立てておくといいですね。

 

私は、バスケでダンクをしたいと思っています。身長170なのですが、きっと不可能ではない、と。

 

 

ステップ5:1カ月だけ続ける

 

まずは一カ月続けましょう。そうすれば習慣化に成功します。

いまいちやる気が出ないときとか、気分が乗らなないときとか、多々あると思います。とりあえず、1カ月だけという気分でやりましょう。

日記とかで書くことがなかったら、今日の夜ご飯とかを書いて3行で終わってもいいと思います。昨日食べたものを思い出せないときとかもあると思います。けれども、日記を見返せばわかる。ちょっと楽しいですよね。

3行とかでも続けていれば、書きたいと思うようなことに出会うこともあるはずです。

 

1カ月続ければ、人間の脳はそれを習慣として認識します。「やらないと気持ち悪い」と思うようになります。こうなったらもう、成功ですね。

 

いまいち気分が乗らないとき、私は筋トレのメニューを減らします。とにかく、続けることが大事ですね。

まぁ、筋トレしているうちに気分が乗ってきて、普段通りにメニューをこなしていた、なんてことも多々ありますが。

 

 

最後に

 

新しく何かを始めるときにいまいちやる気が出なかったりするのは、脳の仕組みが原因です。

これに関しては、どんな人でも共通だと思います。自分がダメだから・・・とかを考える必要はありません。

 

脳の仕組みを理解して、習慣化をしてしまいましょう!

 

以上。ありがとうございました!