人間関係に悩む人にこそ、人間関係のマトリックスを知ってほしい

 

人間関係、いろいろありますよね。

楽しいだけではなく、ときには悩みだってあります。そして悩みが尽きないこともあります。

 

実は、人間関係というものには4つの立ち位置しかないということをご存知でしょうか?

これを知っておくだけで、人間関係はちょっと気楽になります。

 

 

最初に

 

この記事は本田健さん著作の「ユダヤ人大富豪の教えⅢ 人間関係を築く8つのレッスン」という本を参考にしています。

この本は実に面白くて、ためになるのでぜひ読んでみてください。

ちなみに「Ⅲ」とありますが、「Ⅰ」、「Ⅱ」は読まなくても一応大丈夫なものとなっています。

 

まぁ、これを読んでしまったら「Ⅰ」、「Ⅱ」も読みたくなると思いますけれどもね!

 

 

人間関係のマトリクス

 

 

人間関係は上図のように4つの関係で成り立っています。

・ポジティブ自立(画像左上)
・ネガティブ自立(画像左下)
・ポジティブ依存(画像右上)
・ネガティブ依存(画像右下)

 

そして実は、これは1対1としかなりません。

相手が「ポジティブ自立」であれば、自分は「ネガティブ依存」に
自分が「ネガティブ自立」であれば、相手は「ポジティブ依存」に落ち着いていきます。

 

また、この人間関係における立ち位置というのは、自分の経験や相手との関係性によって大体決まっていきます。

 

そして、ポジティブが強ければ強いほど、相手はよりネガティブになってしまうとのこと。逆もまた然り。

 

 

各立ち位置の特徴

 

各立ち位置の特徴を軽く紹介します。

もしももっと知りたいと思うのでしたら、本を読むのが1番いいです。

 

1、ポジティブ自立

 

ここの人達はリーダータイプ。

明るく前向きで、問題解決が得意。そして、基本的に笑顔でいることが多い。

 

 

2、ネガティブ自立

 

有能な管理者タイプ。

完璧主義者の上、能力が高いので結果を出すことが得意。基本的にイライラしている。

 

 

3、ポジティブ依存

 

穏やかな癒し系。

周りをリラックスさせる才能がある。基本的にオドオドしている。

 

 

4、ネガティブ依存

 

感受性が鋭い、カウンセラータイプ

問題を見つけたり、人に共感することが得意。後ろ向きで暗い感じを受ける。

 

 

人間関係のダンス

 

本書では、この「ポジティブ自立」と「ネガティブ依存」、「ネガティブ自立」と「ポジティブ依存」の関係性を「人間関係のダンス」と紹介しています。

 

さきほど、ポジティブが強ければ強いほど相手はネガティブになると書きましたが、各特徴を更に加えて考えてみると、

 

「ポジティブ自立」と「ネガティブ依存」の関係性では、「ポジティブ自立」の人は基本的にポジティブでいることこそが正義と思っている人が多いので、相手をポジティブにしようと考えます。

しかし、そのように行動すればするほど、伝えれば伝えるほど、相手はよりネガティブになってしまいます。

そして「ポジティブ自立」の人は相手のことを考えることが苦手なので、「ネガティブ依存」の人の出しているサインに気づけなかったりします。

 

「ネガティブ自立」と「ポジティブ依存」の関係性では、「ネガティブ自立」の人は有能なのは間違いないのですが、それを相手に押し付けてしまう部分があります。

「なぜこんなこともできないんだ」とか「なぜ言われたことがわからないんだ」とかで相手をコントロールしようとします。

「ポジティブ依存」の人は例え有能であっても、相手の「ネガティブ自立」が強いとミスが多くなったり、段取りが悪い人間になってしまいやすくなります。

 

 

相手が"そう"なのは自分にも原因があるのかも

 

私たちはみんな、知らないうちに人間関係のダンスを踊っています。

 

私の友人に彼女がネガティブ過ぎて困っているという人がいました。

よくよく話を聞いていると、もっとポジティブに考えようだとか、ネガティブに考えるのは良くないとかを言い続けていたそうで、この人間関係のダンスというものを知っていたら「そりゃ、そうでしょうね」としか思えませんでした。

そう、私の友人は踊りまくっていたってことです。

 

逆に言うと、ネガティブでいるからこそ相手もポジティブになりすぎてしまうということもあるかもしれませんね。

 

ミスが多くて使えないと思っている部下がいる上司は、威圧的な態度を取り続けているから、その部下のミスが増えている原因になっているのかもしれません。

 

ちなみに私は「ネガティブ自立」の人が本当に苦手です。正直ここの立ち位置を選んでいる人とは一切関わりたくありません。

それ以外の人とはうまくやっていける自信があるのですが、「ネガティブ自立」だけは本当にダメです。

 

 

最後に

 

人は1人では生きていけない生き物です。

私は1人でも生きていける!と思っている人でも誰かしらと繋がっているし、出会った瞬間から1人ではいられなくなってしまいます。

 

だからこそ、人間関係というものはとても重要で、人間関係が良好であれば人生はより幸福なものになるはずです。

 

 

正直、この本を読んで最後に泣きました。本当に素敵な本だと思います。

 

以上。ありがとうございました!