「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」評価・感想の殴り書き

 

 

 

ついにエヴァの新劇場版が完結した本作。

序から約14年、Qから約9年、生きているうちに完結してくれるのか不安でしたが、なんとか生きているうちに見ることができ、これで成仏できる心境になりました。

 

まずは庵野監督をはじめ、スタッフの人にありがとう。そして「おめでとう」、「おめでとう」、「おめでとう」、「おめでとう」、「おめでとう」

 

 

最初に、総評として私がこの映画に点数をつけるとするなら、☆4/5と言ったところでしょうか。

Qが酷すぎだったので期待値下がってたので評価を上げているという部分、完結まで行ってくれたことへの感謝も込みで評価を上げています。下げている原因は、やっぱり3時間は長いというのと、やっぱり意味わからんという部分です。

 

 

以下はネタバレしない程度に思ったことなどを適当に書きなぐっていきます。

 

 

まず、序破Qのおさらい。これには思わず笑いそうになりました。Qから間もだいぶ空いているから必要な配慮だったのでしょう。その時間を使ってトイレに行っておくことで、トイレとの闘いはせずに済みました(ドリンクも敢えて飲んでいない)。

 

最初の舞台はパリ。Qの時も自分は何か見逃しているのではないかと思ったのですが、今回もそういった気分になりました。Qの時はいきなり迷子にさせられて、破とQの間に外伝的なものがあったか考えさせられたものです。

パリでなんかリツコ?さんとその他数名(名前なんてもちろん覚えていない)がなんか作業してました。何言ってるか、何をしようとしているのか、まったく理解ができませんでした。ここで、自分は「エヴァ」を観に来ているということを再確認。「考えちゃダメだ・・・考えちゃダメだ・・・考えちゃダメだ」の精神を手に入れることに成功します。細かいところは意味わからなくても大筋は理解できるの呼吸です。

 

トウジ・ケンスケ・ヒカリ。「生きとったんかワレェ!」って感じでした。トウジもケンスケも謎に立派に成長していて、「ああ、そういえば破→Qで14年経っていたのか」と思い出すことに成功。ケンスケが「トウジとヒカリが結婚するなんて意外だろ?」とか言うセリフがあったのですが、まったく意外ではないんだよなぁ。

 

ヴンダーの兄弟機3機を1人で操る冬月先生は何者?って思った。多分、冬月先生1人でも第10使途に圧勝できていたと思う。エヴァなんていらなかった。

 

1番面白かったのは「シンクロ率∞!」とか言い出したところ。これはネタにするしかない、本当にそれだけ。

 

「甘き死よ来たれ」が挿入歌でくるのでは?と密かに期待していましたが流れませんでしたね。

 

あと、パッと見て初号機と13号機がどっちがどっちなのかわからなかったので、色合いはね・・・。

 

ロリアスカ、可愛かったです。はい。そういえば友人が「なぜ今回わざわざ「惣流」から「式波」に変えたのかがわからない。そこに意味がないのであれば、俺はキレちまうぜ・・・」とか言ってました。その理由も劇中で説明されましたね。

そして、真希波の立ち位置。ずっと真希波が増えた理由がわからなかったんですよね。大した活躍もないし、やっぱりエヴァと言えば、シンジ、レイ、アスカ、カヲルで完成しているところがありましたから。

さらにQの答え合わせ。ヴンダーメンバーのシンジへの扱いの意味が解説されました。もっと早く欲しかった。ただ、鈴原妹だけは信用できない。

 

そして、ゲンドウはどこまで行ってもゲンドウでした。やたらとスケールが大きくなりましたが、結局のところ、ゲンドウの行動理念は一貫していましたね。そして、それに巻き込まれた一般人が不憫でならない。

 

エヴァと言う作品は、碇シンジの成長シミュレーションというジャンルだったのだと、今回認識することができました。

 

最後に

 

「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」という作品は、エヴァという作品がたどり着きたかったエンドだったのではないかと感じます。

キャラは好きでもカップリング厨ではないのが功を奏し、別にどこがどことどうくっつこうが何も問題なかったのは、完全なる勝利者であったと思う。

 

 

ぜひとも、今までのエヴァを見てきてしまった人たちには「シン・エヴァンゲリオン劇場版:||」を見て欲しいと思います。本当にやっと最終回を迎えられた気持ちで、憑き物が落ちます。

 

やっぱり、レイが好きだ。

 

さらば、すべてのエヴァンゲリオン。すべてのチルドレンにありがとう。そしておめでとう。

考察は考察する人たちにお任せします。私はもう満足!

 

以上。ありがとうございました!