「CLANNADは人生」
はい。ということで、アニメが大好きな私が一番好きなCLANNADというアニメについて勝手に語っていきます。
なんだかんだでいろいろなアニメを見てきた私ですが、やっぱり一番はCLANNADなんですよね。
「一番好きなアニメは何?」と聞かれたら、即答で「CLANNAD」と答えます。
このCLANNAD、アニメ好きな人と話をすると、大体「最高」か「見たことない」の2択で回答が返ってきます。このうちの「見たことない」派の人の拒否理由はほとんどが「絵が無理」です。
確かに、絵は凄く特徴的で苦手とする層がいるのもわからなくはないのですが、CLANNADについては、絵で拒否してしまうのはもったいないくらいの本当の神アニメです。
様々な「泣きアニメ」も出てきている昨今ではありますが、CLANNADほど心を大きく揺さぶってくるようなアニメは未だないと思われます。
そんなCLANNADの魅力を、ネタバレも含んで紹介していきたいと思ったのがこの記事です。
CLANNADというアニメについて
CLANNADは原作がkey制作の恋愛アドベンチャーゲームで、アニメの制作会社は京都アニメーションです。
CLANNADは2期構成で、「CLANNAD(1期)」と「CLANNAD 〜AFTER STORY〜(2期)」の合計44話で成り立っています(番外編と総集編が合わせて5話あります)。
第1期: 2007年10月~2008年3月
第2期: 2008年10月~2009年3月
この1期、2期を合わせて、我々CLANNADファンは「CLANNAD」と呼んでいます。明確に「AFTER STORY」と呼び分けることは、ほとんどありません。
テーマとしては友情、恋愛、家族愛といった欲張りセットに加え、ファンタジー要素がスパイスとして入っている感覚です。
本番はAFTER STORYである
最初に正直なところを言っておくと、1期はそこまで面白くありません。私はCLANNADが好きと間違いなく言えるのですが、お世辞にも1期は面白いとは言えません。
ただ、AFTER STORYがそれを補って余りあるほどの神だと言うこともまた、間違いのない事実なのです。
CLANNADが好きっていうのは、ほとんどの場合AFTER STORYを指して言っていることが多いんですよね。
個人的に1期は、AFTER STORYのための盛大な伏線だと思っています。1期の役割としてはキャラ紹介という印象です。
キャラとキャラとの関係性を表現していたり、学園ラブコメやっていたり、そこにギャグ要素を加えてみたり。
面白くないと言ってしまいましたが、主人公の親友ポジである「春原」はめっちゃ好きですね。「それと、便座カバー」
ただし、AFTER STORYでの感動だったりカタルシスを生むためにも、1期と言う存在は必須であると言えます。
そして、やってくるAFTER STORY。これが本当に凄いんです。まさに感動の濁流。私は3話おきくらいに号泣させられていました。
CLANNADは人生
「CLANNADは人生」、よく言われています。
この人生と言われる由縁が、主人公、主人公の父親、主人公の子供に焦点を当てている部分があり、親子3代の物語でもあるからです。
しかし個人的には、元ミュージシャンで電気工事士になったキャラが主人公の先輩キャラとしているわけなのですが、このキャラのエピソードには大変感慨深いものがありました。
そのキャラがミュージシャンから電気工事士になった理由が「一度売れたら、好きな歌を歌えなくなる」というものでした。
ファンはヒット曲に似た曲を求める、それが自分の歌いたい歌ではなくても、ファンのためにファンの求める曲を歌い続けなければならない。というような意味です。
このアニメを見るまでの私は、ミュージシャン、特にヒットしたミュージシャンなんて存在は、完全にこの世界の主人公だと思っていたんですよね。ファンに囲まれて自分という存在を表現し続ける、この世界においての主人公の1人だと思っていました。
このキャラのこのエピソードを見て、ミュージシャンという主人公だと思われる存在もそういった悩みを抱えているのかもしれないな、と考えさせられました。
そして、ヒロインである渚の両親。病気がちな渚のために勤め人からパン屋になったというエピソードも最高です。
みんな大好き「大地の果て」
AFTER STORYの18話と言えば、「大地の果て」。「大地の果て」と言えば、AFTER STORYの18話と言った具合に、CLANNADファンはおそらく話数とタイトルも覚えているはず。
それほどの人気話です。
様々な理由で娘に対して愛情を注げなくなった主人公が、父親として生きることを決意する話です。
「泣いていいのは、トイレとパパの胸の中だって言われたから」
はい。泣いていいんですよ。私はこれを書きながら泣いています。
演出、絵、BGM。すべてにおいて神回でした。ぜひ見て欲しい。私は定期的に見返しています。
ちなみにですが、私はどうしても最終回のほうが好きです。
主人公は、自分と出会ったせいでヒロインは死んでしまったと考えていたのですが、主人公がヒロインに声をかけるのをためらってからのやっぱり声をかけるシーンで、もう本当に泣けました。
「もしかすると朋也くん、私と出会わなければよかったとか、そんなことを思っているんじゃないかって、すごく不安でした」
はい。これですね。泣きました。画面が見えなくなるくらいに泣かされました。
そしてエンディングテーマである「小さな手のひら」がまた、いいんですよ。最高ですね。
あと、4話の「あの日と同じ笑顔で」での春原のセリフ、「お前ならいいって思ったんだよ!!」も本当に好きだし、寮で飼ってたネコの話も好きだし、渚の卒業式会も神。
まとめると「大地の果て」以外も間違いなく神。
主題歌がいい
個人的にこのアニメの主題歌である「時を刻む唄」、「だんご大家族」、「小さな手のひら」はガチの名曲。
だんご大家族なんて、カラオケのネタ用に歌えるようになろうと思って真面目に聞いたら、曲自体が良すぎて、アニメの思い出も合わさって涙腺にきましたからね。
時を刻む唄のフルを聴いたことのない人はぜひ聞いてみてください。めっちゃいいです。(※ネタバレ注意。今更だけれども)
小さな手のひら(※ネタバレ注意。今更だけれども)
最後に
そんな感じで、私が一番好きなアニメであるCLANNADについて書きました。
酷い乱文ですね。けど、この神アニメをまとめるなんて不可能と、早くも匙を投げていた自分がいました。
本当に、見たことがない人は見てください。「絵が苦手」なんて、ただの機会損失に他ありません。
間違いなく、見た人を感動へと導く神アニメであると断言できます。
以上。ありがとうございました!