鬼滅の刃、凄かったですね。歴代の漫画売り上げ記録を塗り替え、たまに見る単行本売り上げランキングも鬼滅の刃が上位独占。1位から10位くらいまでズラーっと鬼滅の刃が並んでいたときには、思わず笑ってしまいました。
その鬼滅の刃人気の火付け役ともなったのが、製作会社ufotableさんが手がけたアニメというのも、もはや周知の事実であるはずです。
私自身アニメは大好きだったのですが、なんとなく見る気になれなくて約1年経過してから視聴したんですよね。
これは私の個人的な感想です。原作は1巻しか読んでいません。
原作ありきのアニメなので、原作に対しての感想も混じってしまいます。
・良かったところ
1、作画がキレイ
2、日常、特訓パートが好きだった
3、引きがいい
・いまいちだと思ったところ
4、テンポが悪い
5、柱に魅力を感じなかった
・疑問なところ
6、なぜ最初からチームで任務にならなかったのか
最後に
良かったところ
1、作画がキレイ
これは散々言われていますが、「アニメ制作会社ガチャでSSRを引いた」と言われているように、作画に関しては本当に素晴らしいの一言。
Fateシリーズを手がけているだけあって、エフェクト的なものの表現はやはり秀逸でしたね。
1話冒頭の雪の中を歩くシーンの時点で、神作画であることは間違いないと察しました。おそらくパソコンで書いているとは言え、最初からあんなに丁寧に作る時点で、神作画は確定しているようなものです。
そして、時折出てくる○○の呼吸のエフェクトも素晴らしいですね。
19話のヒノカミ神楽とかも、炭治郎、禰豆子の同時覚醒という演出も相まって凄まじいものがありました。
鬼滅の刃はアニメとかなり相性がいいので、アニメ映えしますね。
2、日常、特訓パートが好きだった
個人的に能力バトルものの日常とか特訓パートは好きではないのですが、鬼滅の刃の日常、特訓パートは好きでしたね。むしろ戦闘パートのほうがあまり好きではありませんでした。
語彙力不足でうまく表現できないのですが、最初の修行パートとか、胡蝶家での修行パートとか、凄く好きでした。
炭治郎と禰豆子のやりとりも可愛らしかったですね。
禰豆子を人間に戻すという目的に近づいていることが、わかりやすかったからかもしれません。
あと、残酷描写は多いけど、胸糞展開はあまりなかったのもよかったです。
3、引きがいい
毎話続きが気になるようなところで終わるので、おかげさまで視聴を始めてからはずっと寝不足でした。
引きがよかったというのも、このアニメのいいところだったと思います。
私の睡眠時間を返してください。
いまいちだと思ったところ
4、テンポが悪い
アニメや週刊誌ではなく、単行本であれば気にならないかとは思いますが、他でも言われている通り、戦闘パートのテンポがかなり悪いですね。
ちょっと闘う→回想シーン→ちょっと闘う→炭治郎の「俺はできるやつだ」再確認の儀式→倒す→回想シーン
1戦1戦に時間かかりすぎだと、やっぱり思うんですよね。
善逸の戦闘シーンが一番かっこいいと思っていたのも事実なのですが、逃げながら「助けてぇー!」を連呼して1話が終わったときには、さすがに酷すぎるだろうと思いました。
とにかく、戦闘パートに入るたびに思っていたのは、
炭治郎はできるやつだ。だから自問自答はせずに突っ込もう。
伊之助はうるさいので、少しだまってほしい。
善逸は早く寝ろ。
また、鬼の回想シーンが多すぎるのもちょっと微妙でしたね。
ボス格の回想シーンならわかるのですが、そこまで強くない鬼の回想シーンも差し込む必要はないのではないかと、思っていました。
5、柱に魅力を感じなかった
私は個人的に作品中の強キャラ枠というものにめっちゃワクワクします。
そういうのが、集合しているシーンとか凄く好きなわけです。この人達はどれくらい強いのかを考えるだけで楽しいと思います。
けれども、鬼滅の刃に出てくる鬼殺隊最強と言われる、9人の柱にはほとんど魅力を感じませんでした。特に、冨岡さんと胡蝶さんと甘露寺さん以外のモブキャラ感が凄かったですね。
多分、主人公グループと柱を除く、鬼殺隊のモブキャラに強い人が1人も出てこなかったからだと思っています。
というか、先に鬼殺隊になったであろう人達よりも、圧倒的に炭治郎達のほうが強いと思われたからです。正直、鬼殺隊のモブキャラよりも錆兎のほうが強いんじゃないの?と思っていた次第です。
そんな人達の中で最強と言われましても。というのが正直な感想で、炭治郎と柱の間にめっちゃ強い人がいれば、柱が出てきたときにはテンションが上っていたことでしょう。
極めつけは、初登場時の柱は誰1人、無惨様に会っていないという事実。炭治郎は鬼殺隊に入隊して、即、無惨様に出会っているのに、柱として出会ったことすらないというのは、無能すぎません?と思いました。
疑問なところ
6、なぜ最初からチームで任務にならなかったのか
これ、疑問なんですよね。基本的に人間よりも強い生物と闘うときはチームを組んで闘うのがセオリーだと思うのですが、最初の頃は炭治郎1人での任務でした。
逆に、善逸、伊之助と合流してからは、ずっと3人で任務に向かっています。
なぜ最初の任務から一緒に向かわせなかったのか疑問です。
最後に
総評的には、神作画も相まって間違いなく面白いほうの作品ではあると感じました。
「紅蓮華」も一回聞いてしまうと、ハマりますよね。久しぶりにOPを飛ばさずに見たアニメでした。
アニメ自体は凄く気になるところで終わっているので、単行本売り上げが上るのはわかるのですが、社会現象になるほどではないと感じたのも事実。
とにかく、単行本を読まないと決めている私からすると、続きが気になって仕方がないのでufotableさんは、すぐに続編の制作に取り掛かるべき。そして、放送するべき。
逆に原作が終わってしまった今、すぐに作ってくれないと話題的にも微妙な感じになってしまいそうですよね。
以上。ありがとうございました!