公平・・・一定の集団において、偏らないということ。「おおやけ(公)」的に見て平らであること。
意味は違うのですが、言葉で書かれてもいまいちイメージが浮かびませんよね。
そこで、ぴったりな絵↓がありました。
←平等で→公平です。
本来であれば出展元を明記したいのですが、出展元が不明のため明記できません・・・
ご存知の方がいたら、教えていただきたいです。
上記図を見ると、左側の「平等」は身長の高低に関係なく、踏み台を1つずつ与えています。
右側の「公平」は、身長の高さに応じて踏み台を与えています。
世界的に目指さなくてはいけないのは「平等」ではなく「公平」になるわけなんですよね。
ですが、私はこの「平等」も「公平」もあり得るわけがないと思っています。
この世界は限りなく不平等で、そして不公平だと思うんですよね。
トランプのポーカーの役で例えると、生まれた瞬間から「ファイブカード」や「ロイヤルストレートフラッシュ」を配られた状態の人がいます。
ファイブカード・・・ジョーカーありルールの最強役です。
ジョーカー+同じ数字4枚
ロイヤルストレートフラッシュ・・・10、J、Q、K、Aの絵柄揃い。
ファイブカードがなければ最強役
石油王の子供とか、大地主の子供とか、生まれた瞬間から勝ち確定です。
遊んでいるだけでもお金を生み出す資産が、生まれた瞬間から手に入ってしまうわけですから。
生まれつきの「ファイブカード」や「ロイヤルストレートフラッシュ」持ちです。
それに比べて私は大きな病気とかをしたことがないし、アレルギーも特にはない。
ただそれ以外は特に何も持っていない状態で生まれたので、良くてワンペアでしょう。
この世界に生を受けた瞬間から「平等」でも「公平」でもないのに、「平等」も「公平」あり得るわけがないんです。
例え平等、公平な世界がきたとしても1部の人間によりそれも破壊されてしまいそうですし。
どうにもならない壁があることを知った幼少期
私の小学校の同級生にI君という人がいました。
彼も田舎生まれなのですが、父親がそこそこ大きな会社を持っていました。
彼の家に遊びに行くと地下室があり、そこには小学生では考えられない規模のプラレールがありました。
また、小学生と言えば「お年玉」という年に1回の大イベントがあるわけです。
私は親戚があまりいないこともあり、毎年お年玉と言えば2万円でした。
小学生からすると大金です。
あるとき、I君にお年玉の額を聞いたら10万円と答えました。
小学生からすると天文学的な金額です。
そんな天文学的なお年玉を貰っている彼の家に遊びに行くと、最新のおもちゃが所狭しと並んでいるのです。
ズルいとか、何で自分はこんなに恵まれていないんだと思う反面、
私は、私たち人間は生まれた瞬間から等しくはないのだな、と小学生から悟ったわけです。
その後も平等でも公平でもなかった
お年玉だけではなく、勉強や運動なんかもそうです。
特に運動。運動への適正ってほとんど遺伝だと思うんです。
私はずっと部活動でスポーツやってましたけど、運動神経はそんなによくないですから。
足の速かった子、ジャンプ力の高かった子、ガタイが良かった子。
本当にいろいろと不平等で不公平でした。
子供の学力は親の収入に比例するという研究結果もあります。
裕福な家庭に生まれた子供が裕福になる可能性は高いということですね。
社会に出てからもそう
社会に出てみると、この世界が平等でも公平でもないと更に深くわかるようになります。
働かないと生きていけない人と、働かなくても生きていける人の差というのがこれでもかと浮き彫りになります。
正直悔しくて仕方がないけど、それでも人生は続いていくから必死に抗わないといけないのです。
最後に
スヌーピーに言われてしまっていますが、正に「配られたカードで勝負するしかない」んですよね。
ですが、これだけだと人生もただのクソゲーになってしまうと思います。
どうしても親に依存するしかない子供時代は難しいのですが、大人になってからは割りと自由に手札を入れ替えられると、私は思っているんですよね。
自分が妥協や諦めたりしない限りは何度でもです。
ロイヤルストレートフラッシュを自前で作るのはめっちゃ大変だと思いますが、きっとそれも不可能ではないと思います。
世界は平等でも公平でもないけど、生き方は自分で決められる。
だからこの世界は割りと面白いのではないかと、そう思います。
子供時代は不平等、不公平の塊です。
大人になってからが本当の人生ってやつのスタートなのかもしれません。
以上。ありがとうございました!