【ELDENRING】トロコンしたので忖度なしでレビューします。

  • 2023年1月17日
  • 2023年1月27日
  • 雑記

はい。ELDENRING(以下、エルデンリング)をトロコンしました。プレイ時間は約80時間。早くね?と思ったそこのあなた、正解です、最初のボス「マルギット」から攻略情報を解禁して進めました。

 

2022年のGOTYにまで輝き、圧倒的神ゲーのような評判が飛びまくっていたエルデンリング。年末Steamのセールで30%オフで購入ができたので、PCのメモリ増設とともに本作を購入、年末年始はエルデンリングしてました。

率直な評価感想を書いていきたいと思います。苦情等は受け付けておりませんので、予めご了承ください。

「トロコンするくらいなんだから大好きじゃねぇか」みたいなのもやめてください。トロコンしたのはただのこだわりで、Steamで返金できる時間でいろいろと気づけていたら、返金してもらって記憶から消していました。モンハンIBをトロコンしてるくらいなので、こだわりって言葉も現実味を帯びてるんじゃないかな。モンハンIBは神ゲーでした。

ゲームの難易度はクソ高いけど、エンディングを迎えられたならトロコンの難易度はそこまで高くはないです。

 

本編に入る前にこんなこと書いているくらいなので、いい感想ではなかったというのは間違いないですね。

 

ちなみに私がエルデンリングで楽しいと思ったのは以下の2点です。
・最初期
・カラスの崖落とし

最初の地であるリムグレイブに降り立った時のワクワクは異常でした。目の前に広がる広大なフィールド、そして洞窟的なダンジョン、敵&敵&敵。ダークソウル3(心折れた)ぶりに帰ってきた死にゲーの舞台にとても心躍りました。

ちなみに私が戦った最初のボスは「ツリーガード」ではなく、「忌み鬼、マルギット」です。他にも洞窟にいる無数の小物を狩ってから、マルギットを滅しに行きました。マルギットと戦うまでは間違いなく神ゲーでした。戦うまでは。こいつと戦うまでは1周目は攻略情報なしで行こうと思っていましたから。

 

カラスの崖落としは効率的なルーン稼ぎとして紹介されていたものです。正直これがなかったらクソゲーという評価に落ち着いていたと思います。これがあっても限りなくクソゲーに近いと私は思っているので。

 

そして、以下からはクソだなと思った点を列挙していきます。口調も乱れるかもしれません。あらかじめご了承ください。

 

全体的な感想としてはプレイヤーだけダークソウル。敵は1次元上の存在。

 

敵モブ

いわゆるザコ敵。フロムゲーにおけるザコ敵はザコとは言い切れず、囲まれたら身動きできずに殺されるし、3、4発受けても間違いなく死ぬ。

そのデザインは全然いい。ダンジョン踏破に緊張感が出るし、いい感じに処理しながら進むのか、それとも無視してダッシュで駆け抜けるのか、その辺の判断も面白い。

 

ただ、遠距離攻撃を持っている敵モブが多すぎる。遠距離攻撃を持っているだけならまだしもありえないくらい追尾してくる。ちょっと横に動いたくらいだと100%当たる。

特にヤバいのが祖霊の民とか言われているクソモブ、魔法使い系のクソモブ、糸みたいなのを飛ばしてくるゲジゲジみたいなクソモブ。こいつらは本当にクソモブオブザイヤーを冠してもいいと思う。

祖霊の民の弓(宿り矢)はマジでヤバい。遮蔽物が間になければ馬に乗って移動していても当ててくる。こっちの弓なんて、1歩動かれたら当たらないからね。エイム力が異常すぎる。

魔法使い系のクソモブは追尾性能持った魔法打ってくる。射程も長いし、追尾性能もえぐい。不愉快極まりない。

ゲジゲジみたいなモブはこの中でも一番ヤバい。まず見た目が気持ち悪い。糸飛ばしの頻度がヤバい。追尾性能がえぐい。射程も長い。無駄にヌルヌル動くから処理もしづらい。

最後のほうのダンジョンにいた、2足歩行の犬みたいなモブの投げた手裏剣みたいなやつが下の軌道を描いたときは戦慄したね。気持ち悪すぎる。

 

さすがに軌道はもうちょいマイルドだったけど。

 

あと、典礼街オルディナとかにいる弓打ちのしろがね人とかね。

 

強モブ・大きいモブ

やたらと配置されていて、無駄に体力も攻撃力も高く、ルーンはマズいやつら。

ザリガニ、ライオンみたいなやつ、人型の変なやつ(白っぽい)が特にクソ。あとカラスも。

ザリガニは1度敵対(見つかったら敵対)したら、どれだけ離れても背中に水鉄砲浴びせてくる。この世界の生物は殺意に溢れすぎてる。しかも忘れたころに射抜かれるから、一瞬本当にビクッとする。

ライオンみたいなやつと人型の変な奴はアイテム使用に反応して再度ステップをする。アイテムや矢が飛んでからではなく、ボタンに反応して。だから発動して、一瞬空中にとどめてから飛んでいく魔術は吸い込まれるように当たる。失笑でしかない。

 

ボス

リムグレイブでちょっと寄り道してから、軽い気持ちで行ったマルギットの時点で気づいた。あ、このゲームのボスはクソだって。このときにはSteamの返金制限時間を超えてた。やらかした。

マルギットの戦闘フィールドは落下死するような崖があるフィールドで、プレイヤーが落ちればもちろん死ぬ。

じゃあ、マルギットは?ピョンピョン飛び跳ねる。ピョンピョンって、横にも後ろにも、本当に楽しそうだし気持ちよさそう。けど、こいつは落下死しない。意味がわからなかった。見えない壁に阻まれ落下死しない。崖際で致命いれても落下死しない。クソゲーだなって、このときに気づいた。

そしてとりあえず、攻撃速度上げて、衝撃波とかで攻撃範囲広げて、後隙消して、ピョンピョンステップさせる。ボスの攻撃のリーチは見かけ以上に長いし、衝撃波の範囲もめっちゃ広い。それ以後のボスもずっとこんな感じで、まともにプレイする気は失せた。

最初のほうこそボスの動きを覚えようと努力していたりもした。ただ、最後のほうはボスの動きとか特に覚えず、ボスエリア入って即写し身召喚して、写し身と2人でちいかわブンブンのゴリ押ししてた。たまにティシーも呼んでた。ティシーの死の刃、ボス特攻だろって思う時がめっちゃあった。

 

プレイヤーキャラはダークソウル、ボスはダークソウル以後の作品の動き。つまり、まったくバランスが取れていない。

敵の攻撃は響くのに、プレイヤーの攻撃は効果音にすると「ぺちっ、ぺちっ」がいいところなのではないかと思った。そして、ぺちぺち叩かれたストレスでボスは死ぬ。

 

ディレイに関しては覚えれば間に殴れるから、まぁありかなって思う。けど、プレイヤーの攻撃でボスがひるむのは稀なので、結局その後のボスのディレイ攻撃を食らう。つまりやっぱりクソ。

 

 

マップ

最初、このゲームはオープンワールドだと思っていたし、そのつもりで買った。けど、途中でオープンワールドではないことに気づき、開発者は「オープンなフィールドだ」と言っていたというのを見て納得した。

 

その上で、いったいオープンフィールドである必要はあったのだろうか。私は少なくとも、ないと思っている。

まず、移動がめんどくさい。相棒の馬がいるが、こいつが別に早くない。敵の遠距離攻撃の速度のほうが早い。あと、木が2本くらい生えてるところの間を馬で通ろうとすると、ひっかかって進めなくなる。敵ならまだわかる。敵ならね。

最初のころはすべてが新しかったが、だんだん廃墟についたら地下に宝(たいしたことない)があるな。地下墓か、ザコ敵がめんどくさいな、としか感じなくなった。

どこまで行っても廃墟、墓。たまに街的なのがあっても友好的なNPCはほとんどおらず、敵対されるばかり。街的なところの家のようなオブジェクトも基本的に入ることはできない。なんのためにあるのかわからなかった。

そしてフィールドを駆るプレイヤーに迫るのは落下死。どこまで行っても落下死。マップの端が崖になっていた時には、心底ガッカリした。飛び降りることができる場所は不自然な感じで墓が生えてたり、霊気流があったり。なんというか、オープンである必要がない。

オープンなせいで無駄なPCスペック要求されてたんだろうな。

 

とりあえず、聖樹ミケラとエブレフェールはボスもモブも含め最悪。飛び降りて進むゲーム性なのに落下すると死ぬポイントがあったり、そもそも道が狭かったり、モブの嫌がらせが酷かったり。駆け抜けようとして落下死。そんなダンジョン。

 

遺灰

いらない(断言)。

こいつがあるせいで、ボスたちは無駄にアグレッシブになったんじゃないかなと。

遺灰でNPCを呼べるエリアは限られているし、その戦闘中は1回しか呼べない。本当、なんのために作ったんだよ、って思った。

こんなのを作るくらいなら、いつでもどこでも何度でも呼べてしかるべきだった。

敵ばかりの世界で、せめてもの味方がほしい。そう思ってはいけないでしょうか。難易度が~、なら使わなければいいし、使いたいたいなら何回でも使えるでよかった。

 

遺灰のせいでしょ?初心者にもやさしいみたいな、謎の評価が出てきた原因は。本当、こういう嘘つくのやめてほしい。

 

その他もろもろのクソ仕様

・フィールドでザコ敵に見つかるとマップが開けなくなる

・素敵な世界を映し出してくれるロックオン

・壁をすり抜ける攻撃たち

・アイテム製作の素材が買えない

・ぶっこわれは迅速にナーフ

・セーブデータは複製できない

・一部ダンジョンにいる、チャリオットとかいう気持ち悪い車

 

ザコ敵は基本無視で目的地に向かうのが基本になってくるこの手のゲームで、マップを用意してあるにも関わらず、開けなくなるのは頭おかしすぎた。目的地ピン刺しはできるが、一括でピンを削除できないとても素敵な仕様があるため、使いたくなかった。

ロックオンすると、視界が素敵になる。大型の敵のお腹あたりにロックオンした結果、全体のモーションが見えなくなったり、逆に胴体にロックオンしたいのに頭しかロックオンできなかったり。ロックオンしなければいいと思ったけど、敵は楽しそうにステップする。しなければ見逃しちゃうね。ちなみにロックオン箇所を変更できるボスもいるけど、できないボスがほとんど。

敵の攻撃は壁を挟んでも当たります(仕様です)。プレイヤーの攻撃は壁ではじかれます(仕様です)。

アイテム製作というシステムは割と好きだった。製作のためのアイテムが買えればもっと好きだった。

私が買ったのは2022末だったので、ぶっこわれと言われた戦技たちがナーフされた後だった。プレイヤーに有利なものは迅速にナーフ。不利なものはゆっくり直す。そんな感じ。まぁ、弱い攻撃が強くなったりで、バランスはよくなってるらしいんですけどね。いや、よくなってるか?

セーブデータは1個。エンディング3種類あるから、見たいなら周回してね。「嫌です」。ということで、バックアップ取って3回ラスボス倒した。なんか悲しくなった。

チャリオット、プレイヤーの位置を”なぜか”把握してプレイヤーの周りをずっとウロチョロしてる。当たるとほぼ即死ダメージ。壊すには初見じゃわからないような手順を踏む必要があったり、気持ち悪すぎる。

 

 

「簡単にクリアされたら悔しいじゃないですか」そんな声が聞こえてくるゲームであった。

 

総評

ところどころクソゲーと言ってしまっているような気がするけど、限りなくクソゲーに近い何か、ってことにしてください。

初代ダークソウルからソウルライクに出会い、ダークソウル2とダークソウル3をやってきました。初代ダークソウルとダークソウル2はエンディングまでは見て、周回したくなくてトロコンは断念。ダークソウル3は5時間くらいで心折れました。

デモンズソウル、セキロ、ブラッドボーンは未プレイ。

エルデンリングのいいところは、セーブデータバックアップすれば1周でトロコンできるところですかね。あと、最初はクッソ面白いこと。そこだけですかねぇ。

 

初代ダークソウルは難しいのは難しいけど、高難度であって理不尽ではない感じでした。ボスも攻撃力は高いけど、攻撃の後隙もしっかりしてたし。

ダークソウル2は即黒渓谷に降りて、石を集めたので割とサクサク進みました。ダークソウル3は無理だった・・・

 

エルデンリングは高難度ではなく、プレイヤーキャラを弱くして、敵を強くしまくる形の理不尽でした。

 

最後に

ストーリーがわかりづらいのはご愛嬌だから、別にどうでもいいです。むしろ変にストーリーでムービーガンガン垂れ流されるよりは好き。

 

最初だけはめっちゃ楽しいです。これはマジ。オススメかと聞かれたら、オススメはしません。だってこんな記事を読んじゃってる時点で、あの世界を踏破するのはきついと思います。迷わず買っちゃうくらいの愚かさがない場合はやめておくべき。

今後フロムのゲームは買わないことにします。YouTubeで実況見るだけでいいです。

 

メタスコア97点らしいです。1000点満点ではなく、100点満点で。絶対最後までプレイしてないと見ました。実際、最初の数時間はマジで面白かったから。マルギットに出会うまでは「約束された神ゲー」って私も思ってたから。本当、今回はこういうのに騙された。騙されてなければ100%買わないゲームだったのは間違いない。

セール時に買ってよかった。こんなのを1万円近く払って買っていたときには後悔も凄かっただろう。いや、セール時でも買わなければよかった。500円くらいのワゴンセールで十分だった。いや、500円でも買わなくてよかった。

これがGOTYを取れる世界線って、周りが軒並みバグだらけでまともにプレイできないレベルのクソゲーだったとしか思えない。

 

「敵だけ楽しそう」という感想を見かけたが、実にそれでしかなかった。

 

少し前の私へアドバイスできるなら「エルデンリング」は絶対買うな、というアドバイスをします。

 

以上、ありがとうございました。