ポジティブ思考とネガティブ思考。
仕事、交友関係、恋愛など様々な場面で消極的や暗いと言ったイメージを持たれてしまうネガティブ思考。基本的にはポジティブ思考であることが望ましく、ネガティブ思考は悪であるといった風潮があるかと思います。
それでは無理にでもポジティブ思考になったほうがいいのでしょうか・・・それはちょっと違います。
ネガティブ思考にはネガティブ思考でこそと言える強みがあるのです。
ネガティブ思考だからこそ多くを学べる
この世界には知らないことがたくさんあります。知りたいことは山のようにあるのに、知らないことは海のごとくあります。知らないことが怖くて眠れない夜もあったりします。
それを解消するために私たちはいろいろなことを「学ぶ」必要があります。「学ぶ」ことは知識や教養を増やすこと、言うなれば自己成長です。
「愚人は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。怖いからこそ、そしてネガティブ思考だからこそ、先人達の考え方や経験、工夫などを学ぶ機会も多くなります。そうして不安から解消される。
それこそが自己成長への1番の近道なのではないでしょうか。
ネガティブ思考だとこの知らないことによる恐怖がより鮮明になるような気がしています。
そういったことを「学ぶ」ことで不安から解消される。そしてそれが自己成長へと繋がっていく。
「まぁ、いっか」で済ませず、様々な知識を身につける。ネガティブ思考の強みというものはここにあります。
自分と向き合うということ
ネガティブな人はきっと自分自身と向き合う時間も多くなると思います。
自分はこれでいいのか?自分はこれを望んでいるのか?本当にこれで幸せなのか?
実はこの「自分との対話」というものはとても重要視されているものです。というよりも現代では便利なものが増えた結果、そちらに時間を奪われてしまいがちで、一番大事な自分と向き合うと言うことが、おろそかになってしまいがちです。
自分との対話をすることによって、自分が本当に望んでいるものがわかったりします。
ポジティブ思考だと、とりあえず今が楽しければそれでいいか。というような考え方に陥りがちな人が多いような気がします。本当は自分はまったく別のことを望んでいるのに、その声に耳を傾けようともしないような人です。
ネガティブ思考は計画を練りに練る
ネガティブ思考は、ひとつの計画で安心できるわけではないんですよね。
その計画がダメになってしまうことは往々にしてあります。そういった時のために計画は何個も考えておいたり。1つでも成功できれば、目論見通りと言ってしまってもいいですからね。
また、何かしらの目標を立てるとき、A目標(これが達成できたら最高!)、B目標(頑張れば届くかなという目標)、C目標(絶対に達成できる目標)のように目標を立てたりします。
1つの目標しか設定していなかった場合、それを達成できなかったときには落ち込んでしまいますよね。だからこそ目標も複数を設定して、少なくとも自分をほめてあげられるような状態にできるといいですね。
私自身の話
そして、これを書いている私はもちろんネガティブ思考です。
誰かと一緒にいるときなどは明るくあれるように努力はしていますが、基本的にネガティブでできています。ネガティ部です。
基本的に新しく何かを始めたりするときは「うまくいかなかったらどうしよう」とか考えてしまったり、結果的に「やっぱりやらなければよかったんじゃないか」と考えてしまう未来が不安になります。
ただ、やってした後悔よりもやらなかったことによる後悔のほうが大きいことを知っているので、新しいことにはなるべく積極的にチャレンジしています。やってした後悔というのは、時が経てば笑い話にできるような気がします。逆にやらなかったことによる後悔は、深く長く引きずるイメージがあります。
だからこそとりあえず踏み出すしかないので、嫌々でも前に進めるようにしています。
また、人付き合いの上でも明るくあるように努力するネガティブなので、なるべく相手のことを考えて行動するようにしたりで、ここ最近は ネガティブ思考っていいなと感じています。
最後に
ということで、ネガティブ思考は悪くない!という内容でした。
なんとなくネガティブ思考は矯正を余儀なくされそうな昨今ですが、ネガティブ思考でいることは悪いことではありません。どちらにしろ大事なのは、自分の声に耳を傾け、必要であればどんなに不安でも1歩を踏み出してみることだと私は考えます。
さぁ、自信を持ってネガティブに生きていきましょう!
以上。ありがとうございました!