情報はネットで手に入る時代でも読書したほうがいいと言われる理由

 

「本を読んだほうがいい」というのはよく聞く話です。

しかも、情報はインターネットで簡単に手早く入手できるような時代になってもそれは変わっていません。

読書をするということは、それだけたくさんのメリットがあるということですね。

 

それでは一体、本を読むとどんなメリットがあるのかということについて考えていきたいと思います。

 

 

 

 

インターネットVS読書

 

現在、インターネットに誰でも当たり前のようにアクセスできるような時代となっており、誰でも無料で様々な情報にアクセスすることが可能で、簡単な調べものだけであればインターネット検索だけで十分とも言えます。

ですが、そんなインターネット検索は情報が偏ってしまうと私は考えています。

 

例えば、私は嫌いなものを調べるとき「〇〇 嫌い」と言った具合に検索をします。そうすると、〇〇が嫌いな人達がなぜ○○を嫌いなのかという情報が出てきます。

既に見方が偏ってしまっていますね。「〇〇 好き」で検索していたら、○○を好きな人が好きな理由を載せていたりするので、もしかしたら嫌いだった○○が好きになるのかもしれません。

ですが、嫌いなものの「好き」という情報にはアクセスしようとしないのが、現実です。

インターネット検索は非常に便利ですが、やはり入手する情報は偏ってしまうという可能性は否めません。

 

また、インターネットの情報は足りていないことも多いのが実際のところです。しっかりと勉強しようと思ったら、インターネットにある情報だけでは難しいですね。

 

インターネットは本当に便利なものですが、それだけでは情報量が足りないというのも事実ですので、インターネットで情報に簡単にアクセスできる時代ではあっても、本を読むと言うことはとても大事なこととなるのです。

 

 

読書のメリット

 

1、先人たちの知恵が手に入る

 

本は先人たちの英知の結晶です。

あなたが何かしらの悩みに直面したとき、あなたと同じような悩みを抱え、それを解決した人というのが間違いなくいます。

 

こういった人の本を読むことで、その人はどのような悩みがあって、どのように解決したのかが、余すところなく書かれています。

既に同じような悩みを解決した人の本を読めば、あなたの悩みの解決のためのヒントとなり、心強い助言となるでしょう。

 

「愚人は経験に学び、賢者は歴史に学ぶ」という言葉があります。先人の知恵を借りるということは、とても大事なことなのです。

 

 

2、心が豊かになる

 

本を読むと感受性が鍛えられます。

感受性が豊かであるということは、いろいろなものに感動できるということ。

日々起こる出来事にも小さな感動を感じられるようになれば、心は間違いなく豊かになることでしょう。

 

この、感受性が豊かであるということは、基本的にいいことだとされています。

 

また、物事を見る視点というのも広がっていきますね。

 

 

3、専門的な知識を正しく学べる

 

上でチラッと書きましたが、正しい知識の吸収が目的であれば本がベストです。

本というものは、その道の専門家が何日もかけて書き上げるものです。情報の質としては間違いなく高いものとなっています。

専門的な知識を学ぶのであれば、情報の質というものはとても大事です。質が高ければ高いほど学びやすくもなりますし、知識力を上げる上でも重要です。

そして、情報の質が高いものはインターネットではあまり見つかりませんね。

 

また、本を読んでいると、本質とは関係のない記載があることもありますが、それも大事な知識であり、教養です。

一見関係のない話でも、いろいろな物事を学ぶ上でいつしか点と点がつながるということも多いのです。

 

 

4、語彙力の強化

 

語彙力とは、単純に「言葉についての知識」です。

人間は言葉を話すようになったことで発展してきた生き物です。つまり、たくさんの言葉を知っていると言うことは、人間力を高めるということですね。

 

例えば美味しいものを食べたとき、「美味しい」と言うのは間違いないのですが、「甘くて美味しい」のか「しょっぱくて美味しい」のか。そういった詳細な表現をするためにも語彙力というものは必須であると言えます。

 

私の経験上、語彙力が高くて得をすることはあっても、損をしたことは1度もありません。そういった意味でも語彙力というものは磨いておくと、大きな武器になります。

 

 

5、成功者は総じて読書家である

 

成功者と言われる人たちには、ある共通点があるようです。

それが、読書家であるということ。成功するジャンルや、方向性は違くても読書家であるという共通点があります。

 

「PRESIDENT」の調査によると、年収は読書量にある程度比例するという結果が出ています。

年収が高い人ほど本を読む習慣があり、逆に年収の低い人ほど本をほとんど読まないようです。年収が高い人は月に3冊以上の本を読み、年収の低い人は年に3冊程度しか本を読まないそうです。

本を読むには、本の内容を理解する「読解力」が必要ですが、この「読解力」が年収に密接に関係しているという調査結果もあります。

 

本を読む習慣をつけるだけでお金持ちになれてしまうのであれば、読まないという選択肢は存在しませんね。

成功者の中にはもともと貧乏だった人もいますが、そういった人たちは生活費を削り本を読んでいたそうです。そこまでストイックに本を読むのは難しいかもしれませんが、何かしらの本を読むという生活は人生において大きなメリットをもたらすことでしょう。

 

 

読書したらアウトプットをする

 

これが一番大事なのですが、読書をしただけでは知識としてあまり身に付きません。

読書をしっかりとした自己成長につなげるには、アウトプットが何より大事なのです。

 

筋トレの方法を勉強しただけでは、筋肉はつきません。筋トレをして初めて、筋肉になるのです。

本を読んだら日記を書いてもいいし、ブログに書いてもいい、SNSで発信してもいいし、人との会話で使ってもいい。アウトプットの方法は様々でも発信するということに大きな意味があります。

 

自己成長のための読書であれば、アウトプットの量を増やすと言うことが一番の自己成長の道なのです。

 

 

最後に

 

本を読んだほうがいいと言われても、活字を読むのは大変だという人もいるかと思います。

そういった場合は、漫画を読むのでもいいようです。特に歴史漫画なんかは、凄く詳しく書かれていたりします。興味を持ったら更に本を読んでみるということでも問題ありません。

 

知らないことが多いということは、まだまだたくさんの素敵に出会えるということ。

 

いろいろなことを知っていくごとに知らないことが増えていきますが、知ることができるものがあるということはとても幸せなことだと思います。

 

以上。ありがとうございました!