XSERVERでブログなどを作成した場合、どうしてもファイルのやり取りをしていく必要があると思います。
設定ファイルをローカルPC上で修正したかったり、バックアップをローカルPC上に作成したかったり。
XSERVERでファイルマネージャは用意してくれているので、それでも操作できなくはないのですが、FTPソフトを使ったほうがなにかと便利です。
そこで、FTPソフト(winSCP)のインストールと実際にXSERVERにFTP接続するための手順を書いていきます。
その前に、FTP接続とはそもそも何かということを書きます。
FTP(File Transfer Protocol)は、ファイル転送を行うための接続方式です。
そして、このFTP接続をわかりやすくするものがFTPソフトです。
接続しようと思えば、コマンドプロンプトからでも接続できます。
ただ、コマンドプロンプトだと、コマンドでひたすら操作するから慣れるまで大変なんですよね。
そのため、基本的にはFTPソフトを使ってしまうほうがいいです。
環境としては、
・Windows
・XSERVER
・winSCP(FTPソフト)
になります。
ちなみに、ここで紹介するのはFTP接続のやり方です。
FTP接続は通信が暗号化されていません。されません。
これは、ファイルのやり取りなどをする際に、認証情報(ユーザ名やパスワード)などを暗号化せずに送信します。
第３者から情報を盗み見られてしまう可能性があるため、多少の手間はありますがSFTP接続することをおすすめいたします。
参考>XSERVERとFTPソフトでSFTP接続してファイルを転送する手順
１、winSCPのインストール
１ー１、winSCPのダウンロード
https://forest.watch.impress.co.jp/library/software/winscp/
フリーソフト版のほうをダウンロードします。
１－２、winSCPのインストール
WinSCP-version-Setup.exeを実行します。
設定について何点か確認されますが、基本的にはデフォルトのままでいいと思います。
私はそのまま「次へ」を押しています。
デスクトップとスタートメニューにショートカットができていると思います。
なければ「プログラムの検索」をしてください。ショートカットを作成しておくと便利です。
２、XSERVERで接続情報の確認。
XSERVERの「サーバーパネル」の「FTP」→「FTPアカウント設定」を選択。ドメインを選択します。
FTPアカウント設定の「FTPソフト設定」を確認します。
これが、winSCPで接続するときの接続情報になります。
３、FTP接続。隠しファイルも表示する。
winSCPを起動します。
「ログイン」がポップアップするので、接続情報を入力します。
なお、接続情報は保存しておくと楽です。PCも複数人が使わないようならばパスワードごと保存してしまってもいいですね。
以下、簡単な入力情報の対応表です。
winSCP：XSEVER
転送プロトコルは「FTP」を選択。
ホスト名(H)：FTPサーバー(ホスト)名
ポート番号は変更しない
ユーザ名(U)：ユーザー名(アカウント名)
パスワード(P)：パスワード(サーバーパネルログインのパスワードと同じ。保存しない場合は毎回聞かれます。)
接続完了。
初期段階では左側が自分のパソコン、右側がXSERVERのフォルダの表示となります。
これ以降は、普段使っているフォルダ操作と同じようなことができます。
基本的に「ドラッグ＆ドロップ」でファイルのやり取りをするのですが、これはファイルの移動ではなく、コピーのような扱いとなります。
隠しファイルの表示
「.htaccess」などファイル名の頭が「.(ピリオド)」から始まっているファイルを隠しファイルと呼びます。
「.htaccess」などを修正することも多くなるであろうため、これを表示できるようにしておくほうがいいです。
winSCPをインストールしたばかりの状態だと隠しファイルは表示されません。
歯車をクリック
「パネル」の「隠しファイルを表示する」にチェックを入れ「OK」を押す。
隠しファイルが表示されます。
以上。ありがとうございました！