パソコンを買おうと思ったとき、最も重要なスペック。
けれどもCPUだの、メモリだのハードディスクだの、よくわからない横文字がいっぱいで一体何を買えばいいの!?と思ったことはありませんか?(私です)
ここでは、こういったPC購入時のスペックなどを解説していきます。自分に最適なPCを購入して快適なPCライフを送りましょう。
ノート?デスクトップ?
ノートPCとデスクトップPCの最大の違いは、携帯性です。
PCをいろいろなところに持っていて作業したい、場所にとらわれずに作業したいというのであれば、ノートPCを選択するべきですし、逆にどっしりと構えていたいというのであればデスクトップPCを選択するべきかと思います。
同じ性能を求めるのであれば、ノートPCよりもデスクトップPCのほうが値段が安くなる傾向にあります。ディスプレイなどを購入してもノートPCのほうが高くなるイメージがありますね。
ノートPCは携帯できるという性質上、パーツの値段や組み立てにコストがかかります。
性能を求めるのであれば、デスクトップPCかなと思います。
また、モニター一体型のデスクトップPCなんてのもありますが、個人的にはあまり好きではありません。確かに場所は取らないのですが、デザイン的にあまり好きではないんですよね。
パソコンを選ぶときの各項目の基準
①CPU
パソコンの知能のことです。
これが良ければ動作は快適になりますし、悪ければ頻繁に固まってしまうことも多いです。
主なメーカーはIntelとAMD。IntelのほうはCMなどでも「Intel入ってる」などと言っているので、ほとんどの人が見たことがあるのではないでしょうか。
「Core i5」とか「Ryzen 5」などがこれにあたります。
基本的に性能が良ければ良いと言い切れるのですが、使用用途によってはオーバースペックとなってしまう可能性もあります。
・「Core i3」、「Ryzen 3」
ExcleやWord、ネットサーフィン、Youtubeでの動画視聴などが主でしたら、これくらいのスペックで十分です。ただ、どうしても性能は低めなので並列でいろいろと作業をすると固まる可能性もあります。
ちなみにこれ以下のCPU(CereronとかAtom)を積んだPCは、いくら安くても買わないほうがいいと思います。作業がもっさりしすぎるので、パソコンとして使うのにそもそも向きませんし、動作が遅すぎるとストレスになります。
・「Core i5」、「Ryzen 5」
「Core i3」、「Ryzen 3」でやっていたことをさらに深くやりたい人向け、簡単な動画編集をやりたかったり、プログラミング、イラスト、Webサービスなどをやりたい人などはこのスペックを選ぶといいでしょう。
私もCore i5を使っているのですが、特に不満を持ったことはありません。
迷ったら「Core i5」、「Ryzen 5」にするといいと思います。最初はCore i3で十分でもPCを使っているうちにやりたいことって増えていくと思うので。
・「Core i7」「Ryzen 7」
PCでガッツリとゲームをやりたい人や、複雑な動画編集、データ処理など。
さらにこの上に「Core i9」、「Ryzen 9」などがありますが、普通の人、とは言っても9割以上の人には必要のないスペックでしょう。
②メモリ
パソコンの作業台のことです。
メモリはRAMと呼ばれ、一時的にデータを保存しておくための空間で、必要なくなればそのデータは解放されます。
CPUよりもこっちのほうが重要かもしれませんね。
パソコンの作業台が大きければ大きいほど、パソコンは作業を効率的にこなせるようになります。逆にせまくなってしまうと、HDDなどにデータを取りに行って作業をするようになります。
いろいろな場所までデータを取りに行く都合上動作は重くなりますし、パソコンも疲れてしまって、固まったり、フリーズしたり。人間もいろいろな場所に行ったり来たりするのは大変ですよね。なるべく余裕を持った作業台(メモリ)を用意してあげましょう。
Windows 10の最低推奨メモリは「4GB」となっています。
ただし、あくまでも最低、ですので予算に余裕があるなら多めに積んでおいたほうがいいですね。
CPUとの関係性で決めてしまうのがいいかと思います。
「Core i3」、「Ryzen 3」であれば4~8GB
「Core i5」、「Ryzen 5」であれば8~16GB
「Core i7」「Ryzen 7」であれば16GB~
後から拡張もできますが、最初からいいものを買ってしまうほうがいいかなと考えます。
メモリ2GBなんてのもたまに見かけますが、これはやめておいたほうがいいです。パソコンに関しては妥協とかはしないほうがいいと思っているんですよね。安物とは言え、1万円くらいはしてしまいますし。
一時期メモリ4GBのパソコンで仕事をしていたら、Excelが重くてすぐに固まり終了したら、変更した場所がすべて消えるなんてこともありました。メモリはなるべく積んでおいたほうがいいですね。
ちなみにメモリは「4GB×2」、「8GB×1」などとかいてあったりします。どちらもメモリ容量は8GBとなりますが、4GB×2のほうが理論値としては2倍のデータ転送が可能になるようです。大量のデータを扱う場合は、より多くのデータが転送できる「4GB×2」などのマルチチャンネルを選んだほうがいいかもしれませんね。
③ストレージ
メモリが一時的なデータの保存場所であれば、ストレージはデータを留めておくためのものです。Excelファイルとか写真とか、そういったものを保存しておく場合の容量がこちらになります。
HDD(ハードディスクドライブ)、SSD(ソリッドステートドライブ)と呼ばれます。
HDDとSSDで価格や速度が変わってきます。SSDのほうが基本的に性能がよく価格も高いです。
SSDであれば256GB以上を選ぶと快適です。かなり動作が早くなります。
HDDのほうが安価なので、大量のデータを保存したい場合は1TB以上などのパソコンを選ぶといいでしょう。
基本的にストレージに関しては大きければ大きいほどいいと考えてもいいと思いますが、最悪ストレージに関しては妥協して、外付けHDDなどを買ってしまうというのもいいかもしれません。
ノートPCは複数ストレージがないのですが、デスクトップPCであればSSD、HDD両方搭載しているモデルもあるので、デスクトップPCを買うのであれば両方がベストな選択かもしれませんね。
④GPU
画面をきれいに移すための部品のことです。
グラフィックボードとも呼ばれます。
画像や映像の編集、重いゲームや3Dでの設計など、高負荷がかかるような作業をするような場合には別途グラフィックボードを導入するべきでしょう。逆にこのような作業をしない場合には、あまり考えなくて問題ありません。
GPUの性能が悪いとCPUの性能が良くても快適に動作しなくなってしまう場合があります。
これに関しては、メーカー直販であればある程度の動作保証はされているので安心してよいでしょう。
ユーザごとのおすすめスペック構成
PCを使うにもいろいろな人がいると思います。ガッツリとPCを使い倒していろいろなことをやりたい人、Excelやネットサーフィンができればいいという人。各ユーザごとにおすすめのスペック構成をまとめますので、ご確認ください。
ちなみに私はストレージに関しては、お好みでいいと思っています。足りなくなったら外付けHDDを取り付けましょう。速度にこだわりたいのであればSSD256GB以上搭載のものを選択するといいです。
メモリ:4~8GB(8GBを選択しておけば後悔はない。というよりは8GB一択)
ネットサーフィン、動画を見たりネット通販したり、Office系を使ったり、簡単な写真編集などが主な使用用途なのであれば、このスペックで十分です。
メモリ:8~16GB(予算が許すのであれば16GB一択)
GPU:ゲーム、動画編集をするなら確認必要
簡単な動画編集をやりたかったり、プログラミング、イラスト、ブログ、その他クリエイティブなことなどをやりたいユーザ向け。ライト層向けと悩むのであれば、こっちを買っておいたほうがいいですね。
メモリ:16GB~
GPU:このクラスならば確認必須
高負荷のかかるゲームやYoutuberなどを本気でやりたいのであればこのクラス。それでも9はほとんどの場合選択しなくていいと思います。
ミドル層向けと悩むのであれば、ミドル層向けを買ったほうがいいと思います。
購入する場所は?
家電量販店、家電量販店のネット通販、ネットでのメーカー直販など、PCを購入する方法は多数ありますが、私はネットでメーカー直販で購入することを圧倒的におすすめします。
何よりメーカー直販で買うと、さまざまなカスタマイズができます。
私はOffice製品が丸ごといらなかったのですが、家電量販店や家電量販店のネット通販だと大体ついてきてしまうし、削れないんですよね。いらないのにも関わらず、これだけで値段が2万円くらい上がってしまうので、家電量販店とかで買うのはあり得ないなと思いましたね。
あと、その他スペックとかも考えると、メーカー直販で買うほうがよかったというのも事実です。家電量販店系では欲しいものを探すのが大変だったので。
最後に
PCスペックアレコレ。いかがでしたでしょうか?
自分にあったPCを購入して、快適なPCライフを送りましょう。
以上。ありがとうございました!